仮面ライダーのバイクってオーダーメイドなの?
流石にライダーだけあって色々なバイクが出るが
仮面ライターという番組は流石にライダーを冠しているだけあって、様々な乗り物がヒーローにとって欠かせないアイテムとして出てくるわけですが、中には車があったり、電車だったり、箒だったりといったとんでも無いものがあったりはするわけです。
そんな乗り物に関してもっとも疑問に思うのが、「果たしてヒーローの乗り物はオーダーメイドで作っているだろうか?」ということだと思いますが、ある程度想像がつくであろうとは思うものの、実際にどうやって作っているのかについてはよくわからないという人が殆どなのではないでしょうか?
オーダーメイドのものはない
答えを言ってしまうと、やはりオーダーメイドのものは無く、バイクや車などになると、その乗り物を作るベースとなった車、つまりはベース車というものがあります。有名なメーカーが作ったバイクや乗用車などをベース車として、様々なワンオフパーツを取り付けたりすることが、殆どで、バイクアクションや走る場所によってはオフロード仕様のものが別途用意されていることもあるのです。
何故ベース車からヒーローの乗り物を作るの?
仮に、一からワンオフで作ってしまったりするとそれだけで馬鹿みたいに予算が跳ね上がってしまう上、安全性に問題があったり、車検を通さなくてはいけないのにそれだけで一苦労という話になってしまうこともあります。ですので、基本的にはホンダやヤマハ、はたまたスズキといった実際にあるバイクをベース車として、ヒーローにふさわしい外見になるように改造したほうが、ある程度予算も抑えられますし、さらに安全性も確保できていいとこばっかりなのです。
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しかし中にはCGも
しかし、中には目指したいビジュアルのせいで車検に通らず、公道を走れないものになってしまうこともあります。そんなことから、現在では比較的安価になってきたCGなどを利用して乗り物を作ったり、また公道を走れる物をCGで合成する、逆に公道を走れないものを公道の映像と合成するといったことによってこれを解決している物もあります。一時期はCGがかなりチープであったこともあってあまり多用はされませんでしたが、今は技術者が増えてきていますので、特撮などと併用されて使われるようになってきているのです。
特撮とCGを使い分けている物も
また、ものによっては特撮とCGを併用したり、大本は特撮で撮影して、後からCGで味付けしたりしているものなども多くあります。特に、乗り物自体が巨大な兵器として機能するものや、はたまた変形したり、合体したりするものなどは、この両方をうまく使って撮影しているのです。
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SFX(特撮)とVFXの違いとは?
人によってはこのSFXとVFX、つまりはざっくり言うと特撮とCGの違いがわからないという人もいらっしゃるかもしれませんが、前者のSFX、つまり特撮というものはトリック撮影などによるもので、後者のVFXというものは現実では見ることの出来ない画面効果をCGや合成処理によって実写映像を元に加工することをいいます。
代表的なものを上げると以下の様なものがあります。
☆SFX(特撮の代表的な例)
- デジタル合成
- これまでは光学技術を利用して合成する手法しか無く、オプチカル・プリンターという一度撮影したものを別のフィルムに焼き付けることが出来る装置によって合成していることが殆どでした。しかし現在では、映像をデジタルデータとして取り扱えるようになったため、パソコンによって映像と映像を合成することが可能になったのです。
- コンピュータグラフィックス
- コンピュータによって作られた映像のことをいいます3DCGやCGIなどを用いて映像を作り、後からデジタル合成したりします。
- マッチムーブ
- モーショントラッキングという風にいわれることがあるのがこのマッチムーブです。例えば俳優が激しくアクションをしていて、カメラもそれに合わせて動いて撮影している場合に、SF風の背景をそれに合成しようと思うと、背景自体もそのカメラの動きに合わせて動いていないと非常に不自然な映像になってしまいます。これを実現するのがマッチムーブです。
- デジタルリムーバル
- いわゆるバレ消しというもの。俳優のほくろや吹き出物を消したりすることや、ワイヤーアクションにおけるワイヤー線、ほかにも誤って写ってしまった撮影毛剤を消したり、また時代や世界観にそぐわないものが写っていた際(時代劇なのに飛行機が写ってたなど)に消すことをいいます。また特定の会社名や電話番号が写っている看板の文字を消すのにも使います。肖像権上問題のある人物が写っていた場合もまるっと消すことが出来ます。また特撮によって撮影したものをよりリアルに見せるために加工することもあります。
- クロマキー
- 単一色の背景を抜いて合成する技術です。緑色や青色などの背景だけをあとでごっそり抜き取って重ねます。
☆VFX(CGなどの代表的な例)
- 特殊メイク
- アニマトロニクス
- 着ぐるみ
- スーツアクター
- 操演
- ワイヤーアクション
- 火薬
- 爆薬
- 電飾
- ミニチュア
- 実物大モデル
- 部分モデル
- ギミック
- バレットタイム
- ブルーバック撮影
- スクリーン・プロセス(リアプロジェクション・フロントプロジェクション)
- 光学合成
- マットペイント
- ロトスコープ
- ストップモーション・アニメーション
- 高速度撮影
- 低速度撮影
- 逆回し
運転免許がない場合はSFX(特撮)を利用している事も
特に、最近だとバイクに乗っているライダー俳優さんの顔をドアップで写す場合や、運転出来ない場合などに、トラックの荷台に乗せて牽引して撮影するという特撮技術で撮影していることもあります。はたから見ると、ドナドナされていく子牛のようで非常に情けない感じがしますが、低予算かつ安全に撮影することが出来るのは、CGだけに頼らず、こうした特撮技術も使っているからなのです。
勿論これは、バイクなどもそうで、ベース車を利用したバイクシーンとCGによるバイクシーンと特撮によるバイクシーンを混ぜて使っているということなのですね。