バイクと平成仮面ライダーのおはなし

バイクと平成仮面ライダーのおはなしへようこそ

皆さんはバイクと聞いて何を想像するでしょうか? 勿論それは人によって様々な物を想像するかと思いますが、特に男性の多くは、仮面ライダーを想像したという人も中には多いのではないでしょうか? このサイトではそんな仮面ライダーとバイクに関するおはなしを、改正された道路交通法の観点や、作品として撮影する上でどのような事が行われているのかという視点などから、バイクを絡めて面白おかしく紹介していきます。また、これから平成ライダーを見る人にオススメな2作品についても詳しく紹介していきます。

バイクと平成仮面ライダーのおはなし

懐かしの初代仮面ライダー

仮面ライダーW(ダブル)の魅力

仮面ライダーWが凄い!

 仮面ライダーW(かめんライダーダブル)は2009年9月6日から放送が開始したシリーズですが、特撮テレビドラマ作品の中では、非常に評価が高い作品の一つで、ストーリー自体はコメディー調であるものの、一つ一つのストーリーが極限まで磨かれていることと、原点に回帰したような要素があるにも関わらず、二人で一人の仮面ライダーという特異性によって新しい次元へとシリーズ自体を押し上げるほどの名作となりました。

二人で一人の仮面ライダー

 特にこのシリーズで初となる「2人で1人の仮面ライダー」という本作品の特性ですが、主役の仮面ライダーWは2人が同時に変身ベルトを装着することで1人のライダーへと変身するというものでした。仮面ライダーWに変身するのは桐山漣と菅田将暉で、オープニングのクレジットにおいては横並びで名前が表記されておりました。

 これについて塚田英明という東映のプロデューサーは「2人で1人」という設定は、探偵もの・ハードボイルドものにつきものの「相棒」という存在から発案し、ここから「ハードボイルドもの」という世界観が派生し、主人公は「私立探偵」「相棒」に設定されたのだという風に語っており、さらに作劇にも探偵ものの要素が多く含まれており、特に過去に東映が制作したテレビドラマ『探偵物語』の設定を多く反映させたとのことでした。それは例えば、「主人公の服装やハードボイルドな嗜好」、「肩こり持ちのベテランと探偵に反発する若手の刑事コンビ」等で、細かい小道具などもそれを意識して選んだとのことでした。

評価が高かった部分を素直に残す良さ

 しかし、勿論ハードボイルド指向だけに偏らず、近年の平成仮面ライダーシリーズでは比較的好印象を得ているコメディーの要素も『仮面ライダー電王』と同様に多く取り入れられていて、コメディーを物語の核心に発展させている演出も多いです。実際にそれが功を奏してか、本作は、様々な層の人間から高い評価を受けることとなりました。勿論、バイクシーンなども比較的他の作品と比べると多く割り振ってあり、ライダーらしさなども色濃く残している作品となりました。

歴代!仮面ライダーシリーズ

ライダーのデザイン

 また、Wのデザインに関しては昭和ライダーを意識したデザインとなっていて、楕円の複眼に触角といったような初期の昭和ライダーを彷彿させる単純なシルエットのマスク、昭和ライダー共通の特性であったマフラーが復帰しているということもありました。

 昭和ライダーのデザインを想起させる一方で、従来のようなバッタやカブトムシをデザインモチーフには設定せず、Wの基本形態であるサイクロンジョーカーは、メタリックグリーンの右半身は仮面ライダー新1号、黒色の左半身は仮面ライダーBLACKを意識しているそうで、これはデザイン全体を通じて「原点に戻る」ことを意識させ、新旧の良いところを貪欲に取り込むという意識の現れだとも言えるでしょう。

 また変身ベルトに関しては非常に特殊なものとなっていて、変身ベルト(ダブルドライバー)の左右それぞれ1本ずつの計2本同時に装填されている変身アイテム(ガイアメモリ)を状況によって差し替えることで右半身と左半身の色が違う多種多様な組み合わせとなり、それぞれの組み合わせによって全く異なった武器・能力を発揮するというものでした。

 このベルトに関しては子供受けも非常に良かったらしく、おもちゃのベルトも非常に多く売れたという商業的成功も収める結果となりました。

 またこれまでのシリーズでは日本を舞台にしてきた一方で、本作品では架空の都市「風都(ふうと)」を舞台としていて、過去作よりも虚構的な世界にはなっています。しかし、それと同時に、主人公たちの活躍の場が「一都市」に絞られることになり、主人公たちの人物設定にも「街」が強く関連し、その身近なテーマから様々な物を考えさせるようなうまい作りの作品になっておりました。

Wあらすじ

 今から1年前(2008年)、私立探偵の鳴海荘吉とその弟子の左 翔太郎は、謎の組織に拘束されていた少年を助け出す。脱出の中途に荘吉が追手の凶弾に倒れ、残る2人も絶体絶命の窮地に陥る中、少年は翔太郎に謎の機械を渡し、こう告げた。「悪魔と相乗りする勇気、あるかな?」

 そして2009年秋。あまねく場所で風車が回る風の街「風都」において、荘吉の後を継いで探偵業を営む翔太郎と1年前に救出された少年フィリップの元に、荘吉の娘鳴海亜樹子が事務室からの立ち退きを要求しにやってきた。翔太郎に付きまとううちに、亜樹子は風都で怪事件を起こす怪人ドーパントの存在を知る。そして、翔太郎とフィリップが変身する風都を守る戦士仮面ライダーWの戦いに深く関わっていくことになります。

アノ俳優は仮面ライダーだった!?

総評

 電王ほどコミカルな作品ではないものの、シリアスとコメディがバランスよくミックスされたストーリーの他、変形換装するライダーバイクやガジェットメカ等、低年層が興味を引くような要素と、大人が楽しむ要素が非常に上手く、盛り込まれていて、メインターゲットがよりライトな層に設定されていながらも、それ以外の人にも応えるような非常によく出来た作品になっています。特に、前述のライダーのデザインをはじめとした昭和ライダーのオマージュも多く採用されており、旧作ライダーファンの視聴に対しても大いに耐えうる出来となっています。現在、東映特撮Youtube Officialにて第一話が無料放映されておりますので、試しに見てみると良いかと思います。